小児の咳と痰。
小児の場合、湿性の咳の多くは、鼻汁(後鼻漏)が原因となることが多いので、鎮咳薬ではなく、鼻炎のコントロールが重要になってくる。
大人と原因疾患が異なることが多いので、注意。
【咳】
湿性の咳の主体は炎症。
乾性の咳の主体は、ホコリや冷風などの物理的、化学的な刺激であったり、気管支喘息(咳喘息)、腫瘍性病変による気道の圧迫が考えられる。
湿性の咳の場合は、鎮咳薬、鎮咳去痰薬を使用することが多い。
【痰】
気道分泌物の増加や、その中に血液成分の漏出が加わると、気道粘膜からの再吸収や嚥下、呼吸による蒸散では間に合わなくなり、痰として喀出される。
【家庭での対応】
・部屋の温度と湿度に注意しましょう。エアコンからの送風が直接当たらないように。喉を乾燥させると、咳の治りが遅くなります。
・水分補給は大事ですが、咳の激しい時に食べたり飲んだりすると吐いてしまう事がありますので、少しづつ飲ませて様子を見ましょう。
・痰が出やすいように、背中をトントンと叩いてあげるとよいでしょう。
・少し良くなったと思って外で遊ばせると、咳がまた酷くなることがあります。しっかり治してから遊ばせましょう。
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