低用量ピルの作用・分類・副作用について
【低用量ピルの作用】
- 排卵の抑制
- 子宮内膜抑制
- 頚管粘液の粘調
【低用量ピルの分類】
- 黄体ホルモンと卵胞ホルモンを併用した方が効果が高い。
- 高用量は卵胞ホルモンが50μg以上。中用量は50μg。低用量は50μg未満。超低用量ピルは30μg未満。
- 含まれる黄体ホルモンの種類で、第1~3世代に分類される。
- それぞれの世代によって、注意すべき副作用が異なる。
◎第1世代:ノルエチステロン
◎第2世代:レボノルゲストレル
◎第3世代:デソゲストレル、ゲストデン
(男性化の副作用は少ないが、血栓リスクが上昇した。)
【エストロゲン(卵胞ホルモン)について】
【プロゲストロン(黄体ホルモン)について】
- 排卵を抑制する作用があるので、ピルの主成分と言える。
- 含有量に差があっても、効果や副作用の差は殆ど無い。
- アンドロゲンによる副作用(ニキビ、多毛、肥満、男性化)には注意が必要。第2世代が一番多い。
【低用量ピルの副作用について】
- 血栓症には充分に注意が必要。
- 吐き気などの副作用は、1~3ヶ月内服していると軽くなることがある。
- 少量出血は、2シート目から起こりにくくなる。
- タバコを吸わなければ、45歳~50歳まで内服可能。
- ピル服用中止後3ヶ月の自然排卵率は80~90%
- 内服時間は12時間以内ならずらしてもOK。ただし、遅くすると不正出血が起きることがあるので、早めにずらすほうが良い。
- テトラサイクリン系・ペニシリン系抗生剤、テオフィリン、副腎皮質ホルモンとの併用には注意が必要。
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