小児の接触性皮膚炎
接触性皮膚炎の原因
灯油
火傷のような皮膚炎になる。灯油が付いた衣服との接触で生じる
植物
草によるかぶれでは、線状に並んだ小水疱型になる。
漆によるかぶれが起きた事がある子は、銀杏、マンゴーにも注意すること。
桜草、菊、アロエが原因で皮膚炎を起こす事もある。
接着剤
ボンドなどを使用した後、2~3日以内に手や顔に紅斑が生じる
ゴム
手袋やサンダルなどに使われているゴムにより皮膚炎を起こす(ラテックスアレルギー)
薬品
ヒビテン、軟膏で皮膚炎を起こす事がある。
金属
イヤリング、ネックレス、歯科金属など、日常で使うものによって皮膚炎を起こすことがある。
毛虫皮膚炎
接触性皮膚炎の分類
一次刺激性接触性皮膚炎(非アレルギー型)
- 急性刺激性接触性皮膚炎:強酸や強塩基などの強い刺激物が1回付着して起こる。
- 慢性刺激性接触性皮膚炎:弱い刺激物が何度も付着し、徐々に発症する。
アレルギー性接触性皮膚炎
- 湿疹型:接触性皮膚炎の大部分を占める。特定物質に触れることで必ず発症する。
- 苔癬(たいせん)型:香料、植物、服の線量などによる色素性接触性皮膚炎。
光接触性皮膚炎
- 発症に光照射が必要。接触アレルゲンが、光感受性物質であるときに発症。
接触性蕁麻疹
- 化学物質が皮膚に接触してから30分以内に発症する蕁麻疹。
接触性皮膚炎の治療
原因となった物質を推定し、それを遠ざける。
小水疱、びらん局面には軟膏(Ⅱ群~Ⅲ群のステロイド)を、その他にはクリームを用いる。
かゆみ止めとして抗ヒスタミン薬を服用する。
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