ボタン電池の誤飲は、1歳前後が多いが、3歳過ぎまで誤飲の報告がある。
コイン形ナトリウム電池の場合、電圧が3Vと高く、安定した放電が怒り、消化管内で停滞するとそこで体液が電気分解される。
電池の陰極に、水酸化物イオンが発生し、そのアルカリで15~30分の比較的短時間でも潰瘍、穿孔などの組織障害を生じる可能性がある。
【対応】
・X線透視下で、バルーンカテーテルを用いて取り除く。
・全身麻酔下で、ファイバーで直視しながら(食道の損傷を確認しながら)、バルーンカテーテルで取り除く。
・胃内にある場合は、透視下でマグネットカテーテルを用いて除去する。
・腸内にすすんだ場合は、X線で移動を確認しつつ、排泄まで経過観察。
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