くすりの木

勉強会の内容や、日々の業務で必要な知識を、健忘録としてこのブログに書いていきます。不定期更新です。

鼻の役割について(勉強会メモ)

【鼻の役割】

①鼻呼吸
②加湿、加温
③除塵
④生体防御
⑤嗅覚
⑥呼吸抵抗

 

 

鼻腔:新聞紙一枚分の面積がある

鼻汁:1日1リットルほど分泌される。ほとんど鼻腺から、副交感神経優位。

鼻粘膜の収縮(通気性)は交感神経優位。運動すると鼻が通るのはこのせい。

 ゲル層(シアル酸【マイナス荷電】、分泌形IgA、リゾチーム)にホコリ(+荷電)が捕捉され、胃に運ばれて胃で殺菌される。

副鼻腔炎になると、シアル酸が低下し、鼻粘膜で細菌がつかまらなくなる。よって、副鼻腔炎が治りにくくなり、起動の炎症がなかなか治らない。

 鼻腔抵抗は、右と左で4~6時間くらいに入れ替わる(動的に変化する)。

Nasal Cycleという。

 

口で息をすると、沢山吸えるが苦しくなるのは、酸素分圧が下がるため。
鼻は沢山吸えないが、抵抗により酸素分圧があがるので、楽になる。

鼻閉は睡眠障害、イライラが生じる。

くしゃみによる胸郭運動が副交感神経を刺激し、鼻漏につながることがある。
鼻閉は別で(ロイコトリエン、トロンボキサン、ヒスタミン)、鼻粘膜に局所に働く。


鼻炎は二相性
両方に関与するのは、ロイコトリエン。
即時性①血管の拡張:ヒスタミン、CysLA
遅発性②血管透過性の亢進(浮腫):ヒスタミン、CysLA,TXA2

 

口呼吸により、喘息の増悪や、中耳炎の可能性あり

 

アレルギー剤について:ヒスタミン受容体の抑制、サイトカインの抑制という、活性抑制として役立つので、飲み続けることが大切。

スイッチOTCとの違いについて:薬剤としては同じだが、患者さんはOTCだと頓用でしか使わない。連用して使わないので、効果に違いが出てくる。

 

 

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