くすりの木

勉強会の内容や、日々の業務で必要な知識を、健忘録としてこのブログに書いていきます。不定期更新です。

【小児】発熱時はテオフィリン濃度が上昇する。

 

 

【発熱時はテオフィリンの血中濃度に注意】

  • 発熱時や、インフルエンザなどの急性ウイルス観戦時には、肝臓でのテオフィリン代謝能力が低下し、テオフィリン血中濃度が上昇する。
  • したがって、発熱時には血中濃度上昇による副作用に注意が必要。
  • 副作用の疑いがある場合は、テオフィリン血中濃度を測定することが望ましいが、すぐに測定出来ない場合は、投与量を半分に減らす。
  • 発熱によるテオフィリン代謝能力の低下は、解熱後3日程度で回復する。発熱時に投与量を変更した場合は、解熱後元に戻しておくこと。

 

《テオフィリン投与時に注意する項目》

  • 年齢:2歳以下の乳幼児
  • 合併症:発熱、インフルエンザなどの急性ウイルス感染
  • 既往歴:てんかん、痙攣
  • 併用薬:抗生剤(マクロライド系など)、シメチジン、インフルエンザワクチン、キサンチン製剤(テオフィリン、アミノフィリンなど)、抗ヒスタミン
  • OTC:カフェインなどのキサンチンを配合したもの

 

 

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