くすりの木

勉強会の内容や、日々の業務で必要な知識を、健忘録としてこのブログに書いていきます。不定期更新です。

デング熱で注意すべき事

デングウイルスを媒体する蚊は人の住環境に生息しているので、森や林で感染するとは限らない。

都市部で感染が流行することもあるので、注意が必要。

 

【症状】

デングウイルスを持った蚊に刺された後、約2~15日(多くの場合は2~7日)後に発症する。

主な症状は、頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹。

症状が軽く済む場合がほとんどだが、まれに「デング熱出血熱」「デングショック症候群」という重篤な症状になることもある。

 

通常の感染と異なり、一度感染して免疫を獲得してしまうと、次回以降重篤化しやすい。

 

【治療法】

特別な治療法や予防薬は無い。

対称療法として、アセトアミノフェンの内服や、輸液の投与で対応する。

 

デング熱時に注意すべき薬】

サリチル酸系の非ステロイド系抗炎症薬は、出血傾向やアシドーシスを助長する可能性がある。

アセトアミノフェンで対応すること!!

 

【予防方法】

蚊にさされないようにすることが唯一の予防法となる。

そのために、

 

①長袖、長ズボンを着用する

②防虫スプレーをこまめに付ける

③黒い服は蚊が好むので、明るい色の服を身につける

 

等、きちんと予防する事が大事。

 

 

 

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