小児の突発性発疹について。
突発性発疹とは
- 乳児(主に生後4ヶ月から1歳まで)が罹患する。
- 3~4日間、38度から40度近い熱が続き、熱が下がると同時に全身に発疹が発生する。
- 高熱でも、機嫌が良くミルクも良く飲む事が特徴。便がゆるくなる。
- 突発性発疹はHHV-6(ヒトヘルペスウイルス6)の初感染が原因。
- 完治後、HHV-7によって同様の症状が出ることも有る。
突発性発疹と似ている疾患
中耳炎
尿路感染症
風疹
麻疹
- 機嫌が悪かったり、哺乳力が落ちている場合は中耳炎や尿路感染症を疑い、抗菌薬を処方する。
- 高熱でも機嫌が良く、哺乳力も落ちていない場合は、突発性発疹である可能性が高い。
- 突発性発疹であれば、抗菌薬を処方しなくとも数日で解熱する。必要に応じて解熱剤を頓用で処方する。熱性けいれんの既往に注意すること。
家でのケアのポイント
- 水分を十分飲ませる。
- 服の着せ過ぎや布団のかけすぎに注意し、子どもが過ごしやすいようにする。
- アイスノンなどで冷やしても構わないが、嫌がるなら中止すること。
- 入浴は熱が下がってから。発疹が出ていても入浴してOK。
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